現代人の多くが抱える「猫背」の悩み。長時間のデスクワークやスマホの使用により、気づかないうちに姿勢が崩れ、肩こりや腰痛の原因になることもあります。
そこで今回は、 猫背を改善するための簡単にできるストレッチ&筋トレ を詳しくご紹介します。
目次
猫背とは?原因と影響
猫背とは?
猫背とは、 背中が丸まり、肩が前に出て、首が前に傾く姿勢 のことを指します。
特にデスクワークやスマホの使用時間が長い人に多く見られます。
猫背の原因
- 長時間の前かがみ姿勢(デスクワーク・スマホ・読書など)
- 運動不足(特に背中や肩甲骨周りの筋力低下)
- ストレスや疲労(筋肉が緊張し、姿勢が崩れる)
- 骨盤の歪み(骨盤が後傾すると背中が丸まりやすい)
猫背が引き起こす影響
- 肩こり・首こり・腰痛の原因
- 呼吸が浅くなり、疲れやすくなる
- 自律神経の乱れによるストレス増加
- 見た目の印象が悪くなる(老けて見える)
猫背を改善するためのストレッチ
猫背の改善には、 前側(胸・肩・首)のストレッチ が重要です。
1日 5~10分 でできるストレッチを紹介します!
① 胸(大胸筋)のストレッチ
方法
- 壁やドアの角に手をつき、肘を90度に曲げる
- そのまま身体を反対方向にひねる
- 胸の前側が伸びるのを感じながら 20秒キープ
- 反対側も同様に行う
効果
・前に巻き込んだ肩を開きやすくする
・猫背の根本原因である大胸筋の緊張をほぐす
② 肩甲骨ストレッチ(肩甲骨はがし)
方法
- 両手を前に伸ばして指を組む
- 背中を丸めながら、手を前方に押し出す
- 肩甲骨が開くのを感じながら 20秒キープ
効果
・肩甲骨の可動域を広げる
・デスクワークで凝り固まった肩周りをほぐす
③ 首(後頭下筋)のストレッチ
方法
- 頭を前に倒し、 顎を胸につけるイメージ
- 両手を後頭部に添え、 軽く押さえながら20秒キープ
効果
・スマホやパソコン作業で前に出た頭を元の位置に戻す
・首こり・肩こりの軽減
猫背を改善するための筋トレ
猫背を直すには、ストレッチだけでなく 正しい姿勢をキープする筋力 も必要です。
特に 背中・肩甲骨周り・体幹 の筋肉を鍛えることが重要!
① 背中(広背筋・僧帽筋)を鍛える「タオルローイング」
方法
- タオルの両端を持ち、腕を肩幅より広く開く
- 胸を張りながら 肩甲骨を寄せるようにタオルを引く
- ゆっくり戻し、10~15回繰り返す
効果
・背中の筋肉を鍛え、姿勢をキープしやすくする
・肩甲骨の動きをスムーズにする
② 肩(後部)を鍛える「リバースフライ」
方法
- 両手にペットボトル(500ml~1L)を持つ
- 上半身を少し前に倒し、 肘を軽く曲げながら腕を横に広げる
- ゆっくり戻し、10~15回繰り返す
効果
・肩の後ろ側を鍛え、肩が前に巻き込むのを防ぐ
③ 体幹(腹筋・背筋)を鍛える「プランク」
方法
- 両肘を床につき、 肩の真下に肘を置く
- 頭から足まで一直線にし、 30秒キープ(慣れたら60秒)
効果
・体幹を強化し、正しい姿勢を維持しやすくする
・腰痛予防にも効果的
猫背を防ぐ日常の習慣
ストレッチや筋トレだけでなく、 普段の生活で意識すること も大切です!
① 座る姿勢を見直す
- 背もたれに頼らず、骨盤を立てる
- 足を組まない(骨盤の歪みを防ぐ)
- 長時間座らない(30~60分に1回は立ち上がる)
② スマホの使い方を工夫する
- スマホは目の高さに持つ(下を向きすぎない)
- 片手持ちより、両手持ちを意識する(首への負担軽減)
③ 運動習慣をつける
- 週2~3回、軽い運動やストレッチを取り入れる
- ウォーキングやヨガなども猫背改善に効果的
まとめ
猫背は 放っておくと悪化する ため、 早めの改善が大切 です。
ストレッチで筋肉をほぐし、筋トレで支える筋力をつけ、日常の姿勢を意識する ことがポイント!
今日からできる簡単なエクササイズ を実践して、姿勢改善を目指しましょう!