今日お届けしたいのは、これまで私がずっと大切にしてきた、そしてこれからも大切にしていきたい考え方。
「もっと、もっと」ではなく、 「これがあればいい」と思える“引き算の美学”。
筋トレ、ランニング、仕事、発信、SNS、人間関係… 日々の中で頑張ることが増えていくほど、 ある日ふと、心の中が重く、ぎゅうぎゅうになってしまったことがありました。
そんなとき私が気づいたのは、 “足しすぎた私”を、一度まっさらに戻すこと。
そこから、少しずつ「引く」ことで、 心が軽くなり、幸福感がふわっと戻ってきたんです。
この記事では、そんな「引き算の思考法」について、丁寧にお話ししていきます。
足すことで苦しくなっていた私
「もっと運動しなきゃ」「もっと発信しなきゃ」「もっと細くなきゃ」
“成長したい気持ち”がいつの間にか、 “焦り”や“比較”に変わっていた。
- 他人のスケジュールと比べて落ち込む
- SNSで自分より先を行く人にザワザワする
- 毎日何かを「こなす」ことが目的になっていた
▶ その時の私は、まるで「満タンのコップ」に、 もっと水を注ごうとして溢れてしまっているような状態。
どんなに頑張っても、幸せが“感じられない”。 これが、足し算の限界なんだと気づいた瞬間でした。
「何をやるか」より、「何をやめるか」
そこで私が始めたのは、引き算のマインドリセット。
やめたこと
- 毎日トレーニングしなきゃという思い込み
- SNSを開くたびにチェックしていた習慣
- 「1日3タスクは達成しなきゃ」のルール
始めたこと
- まずは“整える運動”でいいと決めた
- SNSは「見る時間/見ない時間」を分けた
- 朝、カーテンを開けて深呼吸することだけをタスクにした
▶ そうすると、 「やらなきゃ」から「やりたい」に変わったんです。
引き算がくれた“5つの変化”
① 心のスペースが増えた
→ 頭の中に“空白”があると、気づきや感情が見えやすくなる。
② 自分と比べなくなった
→ 情報を減らすことで、自分のペースが戻ってきた。
③ 「感じる」ことに敏感になった
→ 食事、運動、景色…今ここを味わえるように。
④ 少しのことが、すごく嬉しくなった
→ カフェで読書、1km歩けたこと、自分に声をかけること。
⑤ “私らしさ”がクリアに見えてきた
→ 余計な要素がそぎ落とされて、本質が浮き彫りになった。
私が引き算した10のこと(リスト)
- 朝起きてすぐスマホを見る
- トレーニングの「ノルマ」
- 常にSNSをチェックする習慣
- タスクを詰めすぎる手帳
- 自分責めの独り言
- 他人との比較癖
- 「効率重視」だけの行動
- 夜ふかし&寝不足
- 情報の摂りすぎ(ニュース・SNS)
- 頑張りすぎる“いい人”像
引き算したら残ったもの=“本当に大事なこと”
- 朝起きて、お湯を飲むこと
- 気持ちのよい1kmジョグ
- 「今日の私はどうしたい?」と問うこと
- 好きな服を着て、自分を楽しむこと
- 自分の言葉で発信すること
▶ これだけあれば、私は「整う」。 ▶ 足りないものではなく、今あるものを“感じる力”が育った。
思考も、体も、デトックスしながら整えていく
ダイエットも、生き方も、人生も——
「どう変えるか」ではなく、 「何をそぎ落とすか」で進んでいける気がしています。
むしろ、“足さない”ことのほうが難しいけど、自由。
「何もしてないけど満たされてる」 そんな1日が増えてきた今、 きっと私の幸せは“引き算の先”にあったんだなと思います。
まとめ|整っていく、わたしへ
私は、もっともっとと足していたときよりも、 静かに、シンプルに過ごせている今のほうが、ずっと“私らしい”。
きっとこれからもまた、「足しすぎちゃったな…」って日があると思う。 でも、そのたびに「そぎ落とせば大丈夫」と思える軸がある。
これが、私が見つけた“引き算の思考法”です。
あなたの毎日にも、ほんの少しでも余白が生まれますように。